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REAL Quality(リアルクオリティ)は、オフィスビル、レジデンス、ホテル、旅館、ゴルフ場、商業施設等の不動産に特に精通した不動産調査、鑑定評価の専門会社です。
沖縄のホテルマーケット事情

1)沖縄観光客数の状況
沖縄マーケットは昨今の沖縄ブームの影響を受け、非常に好調に推移しています。下のグラフは沖縄県への入込観光客数の推移(出典:沖縄県)ですが、1991年に300万人程度であった観光客数は2007年には600万人とほぼ倍近くまで増加しています。

2000年、2001年は米国同時多発テロ、イラク戦争の影響もありやや減少しましたが、その後の2002年以降は一貫した増加傾向で昨今の沖縄ブームの基礎を築いています。00年・01年の苦戦から旅行代金を引き下げたこと、SARSによる海外旅行客からの沖縄へのシフトがあったこと、テレビドラマ(ちゅらさん等)の影響が大きかったこと等による相乗効果で観光客の増加に勢いがついたものと考えられます。

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2)ホテル稼働状況
上記のような好調な観光客数の動向を背景に、観光客数と密接な関係にあるホテルの稼働状況も好調です。下グラフは、日銀那覇支店が集計している沖縄県内における主要ホテルの客室稼働率の推移です。那覇市内ホテルおよびリゾートホテルの推移ですが、2002年以降は概ね75~80%にて推移しています。

リゾートホテルはマーケットが好調に転じた2002年以降上昇し、2004年に一旦落ち着いたものの2007年にかけて毎年上昇しています。2007年の客室稼働率は約78%で、1995年の59%水準と比較すると19ポイントも上昇していることになります。昨今は好調な稼働を背景に料金を引き上げているところも多く、ADRが上昇している中での安定稼働を得ているリゾートホテルが多いといえます。このような好調な状況を背景に3)で述べるように昨今沖縄ではホテル供給が加速しています。

ただ、那覇マーケットではびじねすほてるを中心に供給加速が著しく2003年の82%程度をピークに徐々に下がり始めており2007年は74%程度と1995年水準まで落ち込んでいます。需給バランスから考えるとやや供給過剰の局面が見られてきている可能性が指摘できます。
3)ホテル供給状況
このような好調なマーケット環境を背景に沖縄ではホテル供給ラッシュです。実際弊社にも開発関連のフィージビリティスタディの仕事が多かったように記憶しています。

下表は弊社にて情報が取得できた2004年以降の沖縄におけるホテルの新規開業を一覧としたものです。弊社調査に基づきますので当該一覧表には漏れもあることに御留意いただければと思います。04年から毎年約1000室近い供給が相次いでおり、2008年、2009年も客室数が判明しているホテル開業予定だけで合計2,500室も開業予定です。客室数や具体的な内容が判明しなかったホテルを除いていますので潜在的にはもっと多くのホテルが供給されると考えられます。

04年から09年予定までを含めた新規開業は弊社で情報取得できたホテルだけで合計6,900室であり、これは2003年の沖縄県全体のホテル客室数23,074室(出典:沖縄県)の約30%に当たります。

沖縄振興開発公庫の調査では2008年から5年間に少なくとも24ホテル、約4000室が開業予定とのことです。計画中や構想発表段階まで含めると合計52ホテル、約10,000室とのことで、供給過剰感が懸念されます。特に那覇市内のホテルは稼働率がやや低下傾向になっていることからややその傾向が現れ始めている可能性も指摘でき、今後の動向が注目されます。