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東京のシティホテルマーケットは2000年以降供給が相次いでいます。下記表はビジネスホテルや低価格のシティホテルを除いた、高単価のシティホテルの供給動向を示しています。2000年から2009年(予定)の間で現在判明しているだけで3500室程度の供給が見られることになります。
中でも特に2003年以降外資系高級ホテルの供給が加速しています。外資系高級ホテルはラグジュアリーホテルと言われ、過去東京には見られなかった客室単価4-5万円以上のマーケットを狙ったホテルです。
下の表の中で黄色ではハイライトしたホテルが所謂外資系ラグジュアリーホテルで、03年の六本木ヒルズオープンと同時に開業したグランドハイアット東京を皮切りにマンダリンオリエンタル、コンラッド、そしてつい先日オープンしたミッドタウンに入居するリッツカールトンとアジアやアメリカの有名ホテルが続々とオープンしています。
巷ではこれらのホテル開業を早くから「2007年問題」と恐れており、東京のホテルマーケットは一変するのではないかと言われておりました。この外資系ホテルの供給に対抗するため、帝国ホテルやニューオータニ等の国内系高級ホテル(アップスケールホテル)はホテルの改装を加速させています。(次記事にて分析いたします。)
2007年問題と恐れられていた外資系ラグジュアリーホテルの供給ですが、様々な角度から分析してみると、景気の回復も相まって、既存国内系アップスケールホテルに対しては大きな影響は無い模様です。東京は世界の各都市と比較するとまだまだ高級ホテルは少ないと言われており、これら外資系ホテルの供給により新たなマーケットの創出等のプラス効果をもたらしているのかも知れません。
一方で競争力の無いホテルが苦慮しているケースもあります。下記表の青いラインで示したキャピトルホテル東急と六本木プリンスホテルは閉鎖という選択肢を取りました。キャピトルホテル東急は客室の狭さや天井の低さ等の要因から改装では競争力を維持することが出来ないと、取り壊し2010年に複合施設の再開発と同時に再オープンを予定しているとのことです。六本木プリンスホテルは閉鎖され、住友不動産に売却(現在は暫定的にヴィラフォンテーヌとして営業)され、将来的に再開発される予定です。また老朽化が進んでいるパレスホテルも閉鎖・建替えされる噂もあり、少なからず影響を受けているホテルも見られます。
