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REAL Quality(リアルクオリティ)は、オフィスビル、レジデンス、ホテル、旅館、ゴルフ場、商業施設等の不動産に特に精通した不動産調査、鑑定評価の専門会社です。
六本木の不動産取引事情
(配信 2009/3/6)

弊事務所が営業しております六本木地区。2006/12の記事では六本木エリアの土地相場は上昇基調が著しい状況をご報告しました。その後も景気好調局面では地上げや転売目的の売買が相次ぎ高騰した取引が多くみられていました。

リーマンショック以降の急速な不動産市況の悪化を踏まえ、六本木エリアでも取引が成立しない状況が相次いでいましたが、2009年に入り更に市況が悪化しています。直近の調査によりますと大通り沿いはほとんど取引が成立しない状況で、相場が把握できないような状況に陥っています。

外苑東通り沿いのミッドタウン近くのエリアも景気絶頂時は5000万/坪の声まで聞かれたそうですが、今はかなり下がってきており3000万/坪で動くかどうかという声が聞かれます。これも取引が無いために感覚でしかなく、実際取引があった場合はもっと下がっているかもしれません。店舗ビルの表面利回りも以前は5%前後と言われたようなエリアでも7%以上でないと動きにくいとの声も聞かれます。

六本木通り沿いの六本木交差点近くでは衝撃的な売物件も出ていました。規模の小さい物件でしたがピーク時に3900万/坪で売りに出ていましたが、09年2月の時点で1600万/坪に売り希望価格が変更されていました。実にピーク時の1/3程度の水準で、路線価を下回る水準です。六本木の大通り沿いは路線価の3-4倍の取引が多かった中で売り希望で路線価以下というのは驚きです。

弊事務所が所在しております六本木7丁目エリアは再開発が相次いだエリアです。前回の記事でご報告しました、六本木7-18-18の住友不動産の買収事例ですが、その後オフィスビルが竣工しましたが、09年2月現在でテナントがほとんど埋まっていない状況が見て取れます。

同様の記事でご紹介した、六本木7-15-30及び7-15-9の東亜相互企業本社ビル、トーアマンション、和田ビル等の取引事例は、六本木通り沿いに面して一体再開発地として更地化されましたが、2008年の途中から工事が頓挫しています。売却に動いている模様ですが成立している気配はなく、更地のままストップしています。
隣接のベルファーレ跡地は現在店舗、オフィスの複合施設が新築建築中ですが、テナント入居等先行きについては予断を許さない状況だと思います。

このような状況を見ると、1990年代のバブル経済崩壊後の東京をみているような感じがします。再開発、地上げ等が増加するというのはそろそろ注意すべきというサインなのかもしれませんね。

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